ゲーム障害とWHOが認定した症状や事例をご紹介。治療や対策はどうするべきなのか?

ゲーム障害とWHOが認定した症状や事例をご紹介。治療や対策はどうするべきなのか?

世界保健機関(WHO)がゲーム障害を新たに疫病と認定して話題になっていますね。

2013年の厚生労働省の推計では、成人で約421万人、中高生で約20万人にゲーム障害の恐れがあることを発表しています。これから先、ますます増えていく可能性がある病気でしょう。

ここでは、ゲーム障害の症状の正しい知識と事例をご紹介した後、治療や対策をどうすべきなのか、まとめていますのでご参考いただければです。

ゲーム障害の症状とは?

ゲーム障害とは、ゲームを長時間やる人のことではありません。

スマホなどのゲームに過度に依存することによって、人間関係や仕事に大きな問題が生じることがゲーム障害です。

WHOの公表では、下のような症状をゲーム障害として認定しています。

ゲーム症(障害)は、持続的または反復的なゲーム行動(「デジタルゲーム」または「ビデオゲーム」、それはオンラインすなわちインターネット上、またはオフラインかもしれない)の様式(パターン)によって特徴づけられる。

1.ゲームをすることに対する制御の障害(例:開始、頻度、強度、持続時間、終了、状況)。

2.ゲームに没頭することへの優先順位が高まり、他の生活上の利益や日常の活動よりもゲームをすることが優先される。

3.否定的な(マイナスの)結果が生じているにもかかわらず、ゲームの使用が持続、またはエスカレートする。

その行動様式は、個人的、家庭的、社会的、学業的、職業的または他の重要な機能領域において著しい障害をもたらすほど十分に重篤なものである。

WHO ICD-11

つまり、ゲームをすることの優先順位が日常生活よりも高く、ゲームのやりすぎによって日々の生活に問題が起きていても、ますますゲームにのめり込んでしまうことだと言えます。

依存症は本人が頑張ってどうにかなるという問題ではなく、治療が必要な病気です。ゲーム障害がエスカレートすると、脳の機能が低下して感情をコントロール出来なくなったり、満足感を感じなくなって、ますますゲームにのめりこんでいきます。

そのため、ひきこもりになって食事をとらず、栄養失調や体力低下、骨がもろくなるなどの症状も合わせて出てくることが考えられます。

ゲーム障害の事例をご紹介

ゲーム障害になった人は、どのような行動に出るのかご紹介していきます。

【大学生4年生 男性】

大学の授業についていけなくなり、次第に大学を休むようになった。

その罪悪感から逃げるように、ゲームや動画、SNSなどに熱中していく。

ついには玄関から出られなくなり、大学を留年し退学するまでに至る。

【大学生3年生 女性】

スマホゲームにどっぷりとはまってしまい、衝撃的な課金をするように。

日常的に付き合う友人がいないため、その寂しさを埋めるようにゲームに熱中していく。

カウンセリングを受けようと思ったが、人に告白するのが怖くてどうしようも出来ない。

【40代主婦】

中学生の子供がスマホゲームに熱中しすぎているため、スマホを取り上げる。

そうすると、子供が暴れ出し物を壊すや殴るなどの家庭内暴力を行うようになる。

止むを得ず、少年サポートセンターに相談をすることに。

ゲーム障害の治療や対策はどうすべき?

ゲーム障害の方には、どのような治療や対策をすべきかをご紹介します。

まず1番してはいけないことは、ゲームを取り上げたりネットを遮断したりすることです。この対策を行っても、根本的な回復は望めず、帰って悪化するケースもあります。

大事なことは、本人がゲーム障害であることを自覚すること、そして本人や家族だけで抱え込まずに医療機関に相談することが大切です。

とは言っても、本人が自覚しづらい病気ですので家族や友人が異変に気付いて治療する方向に導いてあげることも必要ですね。

家族全員でネットやゲームをしない時間を作ってみたり、興味の対象を習い事や塾、バイトなどに移してゲームのことを忘れさせることが回復につながっていきますので、根気強く付き合っていきましょう。

もし、ゲーム障害で病院に診断をしてもらう場合は、心療内科か精神科に行かれると確実ですよ。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今後、ますます増えていくことが予想されるゲーム障害。本人だけでは症状に気づきにくいので、周りが気づいてあげることが大切ですね。

ゲーム障害の疑いがある場合は、抱え込まずに家族や医療機関にかかるようにしましょう。

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